NEWS—鈴木昭男《いざない 2025》JICHIN-ceremony 鳥取県立美術館(鳥取県倉吉市)

日時|2025年12月17日(水) 10:30開演
会場|鳥取県立美術館 創作の森

https://tottori-moa.jp/news/24696/

鳥取県立美術館西側に広がる屋外エリア「創作の森」には、サウンド・アーティスト 鈴木昭男による彫刻作品《いざない 2025》をはじめ、3点のコミッションワークを設置する予定です。このたび、2026年1月の着工を前に工事の無事を祈念して、鈴木昭男と宮北裕美によるパフォーマンス形式の地鎮祭を執り行うこととなりました。

どなたでもご自由にご参加いただけますので、ぜひお誘い合わせの上お立ち合いください。


JICHIN - ceremony
《いざない 2025》という公共作品は、今年の三月に鳥取県立美術館の屋外展示場に出現するはずでした。それが、SUPERFLEX(デンマーク)、リクリット・ティラヴァニ(タイ、N.Y.、ベルリン)の作品共に諸事情で遅延していて、来年の三月完成を目指してやっと制作再開に漕ぎ着けたところです。当初(昨年の 6、7月に)裕美と提案していた楽しいパフォーマンスとしての「地鎮祭」を、やらないかとの機運が膨らんできました。すでに作ってあった祝詞(ノリト)と大麻(オオヌサ)や垂(シデ)などの出番がやって来た。《いざない 2025》は、大山(だいせん)と三朝(みささ)の谷の方向を意識する二つの「点 音”o to da te”」のバリエーションで、鉄板がコンクリート・プレートの階段を挟んだ通り抜けの空間でした。故あって、規模縮小し北の空に向かう一つを設置することになったのは、設営に非常に難のある環境のためだったけれど、古き山陰の自然信仰に思いを馳せる、ニュー「点 音」スポットになればと楽しみにしているのです。

 祝詞と「イハフヘ」「ササラ」と、ダンス”Nu Tu”のパフォーマンスを奏上。 鈴木昭男

鈴木昭男《いざない 2025》JICHIN-ceremony  鳥取県立美術館(鳥取県倉吉市)

日時|2025年12月17日(水) 10:30開演
会場|鳥取県立美術館 創作の森

写真
2025/Lukas Kühne「ONKAI」にて/撮影:利根川幸秀